第一章 パン食い競争から始まった異常事態
10月も半ばに差し掛かり、校庭のイチョウが黄色く色づく頃、俺たちの学校では毎年恒例の運動会がやってきた。秋晴れの空の下、グラウンドにはカラフルなテントが並び、スピーカーからは元気な応援歌が流れている。俺、佐藤悠斗は運動が大の苦手で、リレーとか綱引きとか、そういう本気モードの競技には絶対に出たくない。だから今年は、パン食い競争にエントリーした。走る距離は短いし、ぶら下がったパンにガブッと食らいつければ終わり。こんな楽な競技、他にないだろって思ってた。
当日、俺はクラスのみんなと一緒にスタートラインに並んだ。体育着の青いハーフパンツと白いTシャツ、足元は少し擦り切れたスニーカー。隣にいる山田が「佐藤、せめてパンくらいは取れよな！」とニヤニヤしながら肘でつついてくる。「うるさいよ、俺だってやる時はやるんだから」と言い返して、内心ちょっとムカついてた。
「位置について、よーい、ドン！」ピストルの音が鳴り響いて、俺は一斉に走り出した。ゴールにぶら下がってるパンは、ひもに吊られたまま風に揺れてて、ちょっと高い位置にある。目の前で他の奴らが次々にパンをくわえて笑顔でゴールしていく中、俺もなんとか追いつこうと必死だった。残り5メートルくらいのところで、急に胸がキリキリした。息が詰まって、足が重くなる。視界がぐるぐる回り始めて、「え、何！？」って思った瞬間、膝がガクッと折れた。目の前のパンがぼやけて、地面に倒れ込む。遠くで「佐藤！ 大丈夫か！？」って先生の声が聞こえたけど、次の瞬間、意識が真っ暗に落ちていった。
目が覚めたとき、俺は白いシーツに包まれたベッドの上にいた。鼻にツンとくる消毒液の匂い、耳に届くピッピッっていう機械音。カーテンで仕切られた狭い空間で、隣にはお母さんが心配そうな顔で座ってた。額に汗がにじんでて、俺の顔を見た瞬間、「悠斗！ 良かった、目が覚めた！」って涙声で叫んだ。状況が飲み込めないまま、俺は「何！？ ここどこ！？」と慌てて体を起こそうとしたけど、胸にまだ変な重さが残ってて動けなかった。
そこに、白衣を着た医者がカーテンを開けて入ってきた。40代くらいで、メガネの奥の目が真剣そのもの。手に持ったカルテをパラパラめくりながら、淡々と言い始めた。
「佐藤悠斗君だね。君は運動会の途中で倒れて、救急車でここに運ばれてきた。検査の結果、『若年性睾丸不全』という病気だと分かったよ。これは非常にまれな疾患で、ホルモンバランスが急激に崩れてしまうものなんだ。放っておくと命に関わる可能性もある」
「命に関わる！？」とお母さんが声を上げて、俺も頭がクラクラした。若年性睾丸不全って何だよ。聞いたこともないぞ。医者は少し間を置いて、冷静に続けた。
「幸い、最近開発された新薬がある。これを使えば回復する可能性が高い。ただ、一つだけ重大な副作用があることを伝えておくよ。その薬は、君の体を女性化させる。つまり、女の子の体に変わってしまうんだ。治療を受けない場合、最悪死に至る可能性がある。選択肢は二つだ。治療を受けて女体化するか、このまま何もしないか。どうするかは君が決めてくれ」
頭が真っ白になった。死ぬか、女になるか？ そんなバカみたいな二択、漫画でも見たことない。医者の真剣な顔を見ると冗談じゃないって分かるし、お母さんの震える手が俺の腕をぎゅっと握ってくる。パニックで言葉が出てこない中、お母さんが涙をこらえて「悠斗、生きててくれればそれでいいよ。どんな姿でもいいから」と言った。その声が頭に響いて、俺はなんとか口を開いた。
「…治療してください。女になってもいいです」
その日から、入院生活が始まった。医者によると、新薬は毎日注射で投与するらしく、治療が終わるまで一週間ほどかかるらしい。初日の注射は、左腕にチクッと針が刺さって、冷たい薬液が体内に流れ込む感覚だった。看護師さんが「頑張ってね」と笑ってくれたけど、俺はベッドに寝転がって天井を見つめるしかなかった。
その夜、トイレに行ったついでに洗面所の鏡で自分の体を見た。いつも穿いてるボクサーパンツの中で、睾丸の存在感が薄れてる気がする。ズボンを下ろして確かめると、確かに小さくなってる。代わりに、胸が少し膨らんでるような…？ Tシャツをめくると、小さなふくらみが確かにあった。指で軽く押してみると、柔らかくてくすぐったくて、思わず「うわっ」と声が出た。
翌日からは、変化がもっと顕著になった。二日目の注射が終わった夜、胸がさらに膨らんで、Tシャツに擦れるたびに変な感覚が走る。三日目には腰が丸みを帯びてきて、鏡に映る自分のシルエットが知らない誰かみたいだった。四日目には声が少し高くなってて、「お母さん、水」と頼んだら、自分でもびっくりするくらい可愛い声が出た。お母さんは「ふふ、慣れるよ」と笑ってたけど、俺は混乱するばかりだ。
一週間後、退院の日が来た。医者は「治療は成功したよ。もう命の危険はない」と言ってくれたけど、鏡に映る俺は完全に女の子の体だった。肩まで伸びた髪はさらさらで、胸はしっかり膨らんで、腰は細くくびれてる。声も完全に女の子っぽくなってて、自分で喋るたびに違和感しかない。ズボンを穿こうとしたら太ももがきつくて入らないし、鏡に映る顔だって、どこか柔らかくて女らしい輪郭になってた。
「これが俺なのか…？」と呟きながら、俺は呆然と鏡を見つめた。運動会のパン食い競争からこんな展開になるなんて、誰が予想できたっていうんだ。学校に戻るのが怖い。友達に会うのが怖い。でも、この体で生きていくしかないんだろ？
第二章 新しい体と学校への不安な一歩
一週間の入院生活が終わり、退院の日がやってきた。朝、病室の窓から差し込む柔らかな日差しがカーテンを揺らし、ベッドサイドの小さなテーブルにはお母さんが持ってきてくれたリンゴが一つ転がってる。医者が最後の診察にやってきて、カルテを手に持ったまま穏やかに言った。「佐藤君、治療は無事に成功したよ。ホルモンバランスも安定してるし、もう命の危険はない。今日から日常生活に戻れるよ」。その言葉にホッとしたけど、鏡に映る自分の姿を見ると、胸がざわざわしてくる。肩まで伸びたさらさらの髪、丸みを帯びた腰、しっかり膨らんだ胸。どこからどう見ても女の子の体だ。声だって、少し喋るだけで「可愛いね」って看護師さんに言われるくらい高くて柔らかくなってる。佐藤悠斗だった俺は、もうどこにもいないみたいだ。
お母さんが迎えに来てくれたとき、手には大きめの紙袋を持ってた。「着替えだよ、悠斗。病院の服じゃ帰れないでしょ」と笑顔で渡してくる。中を覗くと、花柄のワンピースが目に飛び込んできた。淡いピンクと白の小花が散らばったデザインで、裾がふわっと広がるタイプ。袋の底には、ピンクのパンティーとブラジャーまで入ってる。俺は一瞬固まって、「お母さん、これ…女物じゃん。俺、男物のTシャツとジーパンでいいよ」と抗議した。でも、お母さんは優しく首を振って、「悠斗、もうその体なんだから、ちゃんと合った服を着なきゃダメだよ。ほら、着てみなさい。絶対似合うから」と押し切られた。
仕方なく病室の小さな更衣スペースで着替えることにした。まずパンティーを手に取ると、柔らかい生地が指に触れて、妙に緊張した。スカートを穿くみたいに足を通すと、腰にぴったりフィットして、今までのボクサーパンツとは全然違う感覚。次にブラジャーを持ち上げたけど、どうやってつけるのかさっぱり分からない。肩にストラップを引っかけたままモジモジしてると、お母さんがカーテンの隙間から顔を出して、「あら、困ってるの？ 貸してみなさい」と手伝ってくれた。背中に手を回されてホックをカチッと留められると、胸がしっかり持ち上げられて、妙に安定感がある。「これでいいよ。慣れるまでは大変だけどね」とお母さんが笑う中、俺は顔が熱くなって鏡を見れなかった。最後にワンピースを頭からかぶると、体のラインに沿ってふわっと広がる裾が太ももに触れて、動きやすいのにどこか落ち着かない気分だ。
家に帰ると、玄関の靴箱に並ぶ俺のスニーカーがやけに大きく見えた。リビングを通り抜けて自分の部屋に入り、ベッドにドサッと倒れ込む。枕に顔を埋めると、懐かしい洗剤の匂いがして、病院の消毒液の臭いから解放された安心感が広がった。でも、胸がマットレスに押しつぶされて少し痛かったり、髪が顔にかかってチクチクしたりして、やっぱりこの体に慣れない。窓の外では近所の子供たちがキャッキャと遊ぶ声が聞こえてきて、俺は目を閉じたまま「これからどうなるんだろう」と呟いた。
翌朝、学校に行く準備を始めた。時計は7時を指し、キッチンからはお母さんが焼いてるトーストの香りが漂ってくる。制服を着ようとクローゼットを開けると、そこにはいつものブレザーじゃなくて、紺色のセーラー服がハンガーに掛かってた。白い襟に三本のライン、胸当てには赤いスカーフ、プリーツのスカートがセットになってる。お母さんが昨日のうちにこっそり用意してたらしい。「これしかないよ。女の子なんだから、ちゃんと着てね」と朝食のテーブルでニコニコしながら渡されて、俺はもう観念するしかなかった。
セーラー服に袖を通すと、襟が首元に軽く当たって、スカートが膝上くらいでひらりと揺れる。鏡に映った自分は完全に女子高生だ。胸元が少し窮屈で、膨らみが目立つのをごまかそうとスカーフを何度も結び直した。細くなった脚が白いソックスに映えて、自分で見ても「うわっ」って声が出た。お母さんが「悠斗、可愛いよ！ ほら、早くご飯食べて行きなさい」と急かす中、俺は顔を赤くしてトーストをかじった。
学校までの道のりは、いつもと景色が同じなのに違って見えた。近所の犬が吠えてくる声も、風に揺れる木々の音も、全部が新鮮で怖い。学校の門をくぐって教室のドアに手をかけたとき、心臓がバクバクしてた。深呼吸してドアをスライドさせると、クラスメイトたちの視線が一瞬こっちに集まった。山田が教科書を広げながらチラッと見て、隣の田中がノートに落書きしてた手をとめる。でも、次の瞬間、みんな何事もなかったみたいに目を逸らして、いつも通りのおしゃべりを始めた。「おはよう、佐藤」と後ろの席の女子が軽く手を振ってくるけど、その声に特別なトーンはない。え、気づいてないの？ いや、まさか気づかないわけないよな。この体だぞ？
席に着くと、隣の山田がこっちを一瞥して、小声で「佐藤、お前…その、元気になって良かったな」と言ってきた。気づいてるじゃん。でも、変に突っ込まずに普通に接してくれるのが、逆にありがたかった。授業が始まると、先生も特に何も言わず、黒板に数式を書き始めた。ノートを取る手が少し震えてたけど、なんとか一日を乗り切った。友達みんなが俺の変化に気づかないふりをしてくれて、少しホッとした。でも同時に、「俺、本当に女として見られてるんだな」って実感がじわじわ湧いてきて、頭が混乱した。
第三章 体育館の裏で感じた未知の感覚
授業が終わり、教室の窓から夕陽が差し込んで黒板にオレンジ色の影を落とす頃、俺はカバンに教科書を詰めて帰ろうとしてた。教室の中はまだざわついてて、後ろの席では女子たちが週末の予定をキャッキャ話してる。セーラー服のスカートを軽く整えて立ち上がった瞬間、背後から低い声が響いた。「おい、佐藤。ちょっと待てよ」。振り返ると、親友の高橋孝太――孝ちゃんが立ってた。いつもはヘラヘラした笑顔のこいつが、今日は妙に真剣な目をしてる。カバンを肩に掛けたまま、「何だよ、孝ちゃん。用事なら早く言えって」と軽く突っ張ってみたけど、孝ちゃんはニヤッと口角を上げて、「いいから来いよ。聞きたいことがあるんだ」と俺の左手首をガシッと掴んだ。
「ちょっ、何！？」と抵抗しようとしたけど、孝ちゃんの力に引っ張られて、教室のドアを抜け出すしかなかった。廊下をズカズカ歩く孝ちゃんの背中を見ながら、心臓がドキドキしてくる。こいつ、何か変だ。嫌な予感が頭をよぎるけど、足が勝手に付いていく。校舎の裏手に回り込んで、体育館の裏にたどり着いた。そこはコンクリートの壁に囲まれた狭いスペースで、錆びたバスケットゴールがポツンと立ってる。放課後のグラウンドから聞こえる野球部の掛け声が遠くに響くだけで、周りに人の気配はない。孝ちゃんは俺を壁に寄せると、腕を離して一歩下がった。そして、じっと俺を見つめてきた。
「お前、女になったんだってな。胸もでかいし、ブラジャーのサイズいくつなんだよ？」
その言葉に、俺の心臓がドクンと跳ねた。恥ずかしさがこみ上げてくるけど、正直に答えるしかない。
「お母さんの話だと、Dカップらしい。」
「すげえな！ たった一週間でそんなにでかくなったのかよ。ちょっと揉ませろよ。」
孝ちゃんの目がギラギラ光ってて、冗談じゃない本気さが伝わってくる。俺は自分の胸が気になりつつ、「揉むだけならいいけど、変なことするなよ」と念を押した。
すると、孝ちゃんはニヤッと笑って、遠慮なく両手を伸ばしてきた。
その手が俺の胸に触れた瞬間、柔らかい感触が孝ちゃんの指先に伝わったみたいで、「すっげえ、やらかくてモチモチしてる。本物の胸だぜ！」と大声で叫んだ。指が少し食い込むように掴んでくるから、俺の胸がその形に合わせて微妙に歪むのが分かった。服の上からでも伝わる温かさと圧迫感に、俺は思わず息を詰まらせた。
「脱いで裸になれよ。どうなってるのか見たいんだ。本当に女の胸になってるのか、ちゃんと確かめさせてくれ。」
孝ちゃんの勢いに押されて、俺は震える手でブラウスのボタンを一つずつ外していった。白い生地がはだけると、白地にピンクのレース模様が繊細に入ったブラジャーが露わになる。お母さんが選んだやつで、カップの縁に小さな花の刺繍が入ってる。女子高生が着れば可愛いんだろうけど、俺が着ると妙に気恥ずかしい。
ブラジャーのホックを外すと、ぽろんと重みのある胸が解放された。冷たい空気が肌に触れて、乳首が少し硬くなるのが自分でも分かった。
「すっげえな！ 本当に女の胸だぜ。乳首もでかいし、乳輪もちゃんとある！」
孝ちゃんの声が弾んでて、その視線が俺の胸に突き刺さる。薄ピンク色の乳輪が広がってて、乳首がぷっくり膨らんでるのが丸見えだ。急に恥ずかしさが爆発して、顔が熱くなるのを感じた。
「女は乳首が感じるって言うよな。お前の乳首も感じるのか、試させてもらうぜ。」
そう言うなり、孝ちゃんは親指と人差し指で俺の左の乳首を軽く摘んできた。指先が滑るように触れた瞬間、電気が走ったみたいな感覚が胸から背中に広がって、思わず「うっ」と小さく声が漏れた。孝ちゃんが指に力を入れて引っ張ると、乳首が少し伸びて、変な疼きが身体の奥に響いた。
「おい、やめろ！」と大声で叫ぶと、孝ちゃんは一瞬驚いた顔をしたけど、すぐにニヤッと笑って手を離した。
「おい、あそこはどうなってるんだよ？」
孝ちゃんの興味は止まらないみたいで、今度は下の方に視線を移してきた。
そのストレートすぎる言葉に、頭が一瞬真っ白になった。あそこって…何！？ 孝ちゃんの視線が俺の顔から胸、腰、スカートの下まで舐めるように動いて、顔がカッと熱くなる。恥ずかしさと怒りが混じって、声が震えた。「何！？ 何だよそれ、いきなり変なこと聞くなよ！」と叫んだけど、孝ちゃんは動じない。むしろ一歩近づいてきて、ニヤッと笑った。
「本物の女のオマ◯コだったら、触ると濡れてくるって話だぜ。試しに触ってみてもいいか？」
冗談なのか本気なのか分からない口調に、俺は完全にパニックだ。頭の中で「逃げろ！」って警報が鳴ってるのに、足がコンクリートに根を生やしたみたいに動かない。孝ちゃんの右手がスカートの上からそっと太ももに触れた瞬間、体がビクッと跳ねた。セーラー服の薄い生地越しに感じる指先の感触に、思わず「うっ」と小さく声が漏れる。「や、やめろよ…何！？」と抗議したけど、声が小さくて自分でも情けない。
「おい、オマ◯コの中がどうなってるのか、指で確かめるからな」と孝ちゃんが呟いて、スカートの下に手を滑り込ませてきた。パンティーの縁を指先でなぞられ、そっと触れられた瞬間、体が小刻みに震えて止まらなくなった。頭が真っ白で、何か言おうとしても言葉にならない。「すごいぜ。中が柔らかくて、奥までずっと続いてる。指を全部入れてもまだ届かない」と孝ちゃんが感心したように言うのを聞いて、俺は自分の体がどうなってるのか不思議で仕方なかった。確かに、触られた部分が熱くなって、少しずつ濡れてくる感覚が広がってる。女の体って、こんな反応するものなのか？ 頭が混乱して、現実感が薄れていく。
「奥まで入れるにはオチン○ンじゃないとダメだな。入れてみようぜ。」
孝ちゃんの言葉に、俺の心臓が一瞬止まりそうになった。怖さが胸を締め付けるけど、孝ちゃんの目は真剣で、どこか俺を試すような光を帯びていた。
「いいじゃねえか、やらせろよ。お前だってやりたいんだろ？ どうせやるなら早い方がいいぜ。」
その強引な口調に、俺の中で何かが折れた。どうせこの身体になった以上、いつかは体験するんだ。だったら今でもいいのかもって、覚悟を決めた。俺が小さく頷くと、孝ちゃんはニヤッと笑って、急に動きを早めた。
体育館の裏の薄暗い空間で、孝ちゃんはズボンのベルトをガチャガチャと外し、制服のズボンを膝まで下ろした。夕暮れのオレンジ色の光が地面に影を落とす中、孝ちゃんの下半身が露わになって、硬く張り詰めたその部分が脈打ってるのが見えた。少し汗ばんだ手で俺のスカートをたくし上げると、パンティーを一気に太ももまで引き下ろしてきた。冷たい空気が下腹部に触れて、俺の身体がビクッと震えた。孝ちゃんは「お前、ちゃんと準備できてるか確かめるぜ」と呟き、指をもう一度俺のオマ○コに這わせてきた。さっきよりも大胆に、指先で入り口を広げるように動かすと、濡れた感触が絡みついて、くちゅっと小さな音が響いた。「すげえ、ビショビショじゃねえか。入れるの楽そうだな」と孝ちゃんが息を荒くしながら言うと、指が離れて、熱くて硬いものが俺の入り口に押し当てられた。
俺は体育館の壁に背中を預けて、膝を軽く曲げて立っていた。孝ちゃんは俺の腰を両手でがっしり掴み、自分の身体をぐっと近づけてきた。熱い先端が濡れた部分に触れた瞬間、俺の身体が勝手に締め付けるみたいに反応して、「ちょっと我慢しろよ、すぐ慣れるから」と低い声で囁かれた。孝ちゃんが腰をゆっくり前に押し出すと、入り口が少しずつ広がって、圧迫感と共に鋭い痛みが走った。俺は「うっ」と小さく声を漏らして歯を食いしばったけど、孝ちゃんのものが奥に進むたび、熱くて硬い感触が俺の内側を埋めていくのが分かった。「すげえ、締まるな。お前の中、熱くて柔らけえよ」と孝ちゃんが息を荒くしながら呟く。内壁が孝ちゃんの形に合わせて伸びて、異物感と同時に妙な疼きが広がり始めた。全部入りきると、孝ちゃんは一瞬動きを止めて俺の顔を見た。「大丈夫か？」と少し優しげに聞かれたけど、俺が「なんとか…」と呟いた瞬間、ニヤッと笑って腰を動かし始めた。
最初はゆっくりだった。孝ちゃんのものが俺の中を出たり入ったりするたび、擦れる感触が内側に響いて、痛みが徐々に鈍い熱に変わっていった。腰が打ち付けられるたび、俺の身体の奥から小さな波が湧き上がってきて、頭の中がぼうっとした。孝ちゃんの手が俺の腰を強く掴み、動きが少しずつ速くなると、体育館の裏に俺の荒い息と腰がぶつかる鈍い音が響き渡る。「お前の中、気持ちいいぜ。もっと奥まで突いてやるよ」と孝ちゃんが言うと、腰を大きく引いてから一気に奥まで突いてきた。俺の身体がガクンと揺れて、喉から「あっ」と声が漏れた。奥に当たるたび、鋭い感覚が下腹部から背中に突き抜けて、頭が真っ白になる。内壁が敏感に反応して締め付けるように動くのが自分でも分かって、恥ずかしさと一緒に変な満足感が湧いてきた。女の身体って、こんな風に感じるのかって思いが頭の奥で渦巻いて、もっとこの感覚に溺れたいって気持ちが抑えきれなくなった。
孝ちゃんの動きがさらに激しくなってきた。腰を打ち付けるリズムが速まって、俺の身体が壁に押し付けられるたび、小さな振動がコンクリートに伝わる。孝ちゃんの額に汗が滲んで、息が荒々しくなる。「おい、そろそろヤバいぜ…出そうだ」と掠れた声で言うと、俺の腰を掴む手に力がこもった。俺の中を擦る感触が熱を帯びて、孝ちゃんのものが一瞬膨張するような感覚があった。「くっ…出るっ！」と低く唸った瞬間、孝ちゃんが腰を深く押し込んできた。俺の奥に熱いものがドクドクと流れ込むのが分かって、一回、二回、三回と脈打つたび、孝ちゃんの身体が小さく痙攣した。熱い液体が俺の内壁に広がって、じんわりとした重みが下腹部に溜まる。俺の身体はその熱を受け止めて、内側から満たされていくような感覚に飲み込まれた。膝がガクガク震えて、壁に寄りかかってなかったら崩れ落ちてたかもしれない。孝ちゃんは息を切らしながら動きを止めて、俺の肩に額を押し付けてきた。「はあ…すげえ気持ち良かったぜ。お前の中、最高だな」と耳元で囁かれて、汗と熱気が首筋にまとわりついた。
孝ちゃんがゆっくり引き抜くと、熱いものが太ももを伝って流れ落ちる感触がして、俺は思わず目を閉じた。でも、その瞬間、俺の心は妙に軽くて、頭の中がふわふわしてた。奥を突かれるたびに広がった電気が走るような感覚、熱いものが流れ込んだ時の全身を包む甘い疼き、身体が勝手に震えるほどの波??それが女の悦びなんだって、初めて実感した。この身体になってから感じたことのない充足感が胸に広がって、恥ずかしいのにどこか満たされてる自分がいた。孝ちゃんの熱が俺の中に残って、身体がまだ小刻みに震えてる。頭の奥で「もっと欲しい」って囁く声が聞こえたけど、俺はただその余韻に浸って、目を閉じたまま息を整えた。
「お前…可愛いぜ。慣れたらモテるんじゃね？」と孝ちゃんが笑って肩を叩いてきたけど、俺は「うるさい、黙れ」と返すのが精一杯だった。孝ちゃんが体育館の裏を去った後、俺は一人で夕焼けに染まる校庭を見た。グラウンドでは野球部が練習を終えて道具を片付けてる。遠くの笑い声が別世界の音みたいに響く。あの瞬間感じた女の悦びが、頭と体に焼き付いて離れない。こんな感覚、男だった頃は想像もできなかった。この体が教えてくれた新しい自分が、俺の中で静かに目を覚ました気がした。
震える手に息を吐きかけて、俺はゆっくり校舎の方へ歩き出した。
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