理佐が電話を切り、健太に結婚式の中止を告げた後、彼女は力なくソファの前に崩れ落ちるように座り込んだ。男は理佐の震える肩を見つめていた。彼の視線が部屋を彷徨う中、壁に掛けられた白いブライダルネグリジェに目が留まった。透けるような薄いシルクに繊細なレースが施された優美な一着は、明日の結婚式のために用意されたものだと一目で分かった。男の口元に薄い笑みが浮かび、理佐に向き直ると、低く掠れた声で言った。「あれを着てみろ。」その言葉には命令の響きと、彼女を自分のものにしたいという暗い欲望が滲んでいた。理佐の心は男の声に押され、逆らう力を失いかけていた。彼女の胸は、恐怖と期待が交錯する複雑な鼓動で高鳴った。
理佐は一瞬躊躇したが、男の鋭い視線に抗えず、ゆっくりと立ち上がった。彼女は部屋の隅にある白いタンスの引き出しへと向かった。そこには、婚約者の健太と一緒に選んだフランス製の最高級ブライダル下着が大切にしまってあった。淡いアイボリー色のレースが施されたブラジャーとショーツは、ネグリジェとお揃いで、健太との新婚初夜を夢見て二人で笑いながら選んだものだった。その思い出が理佐の胸を鋭く締め付け、涙が滲みそうになったが、男の存在がその痛みを塗り潰していく。彼女は震える手で下着を取り出し、男の前で着替え始めた。ニットのセーターを脱ぐと、冷たい空気が彼女の肌を撫で、男の視線が裸体を這うのを感じた。ブラウス、スカートと一枚ずつ脱ぎ捨てるたび、彼女の白い肌が蛍光灯の光にさらされ、男の目は貪欲にその曲線を追った。理佐がレースのブラジャーのホックを留め、ショーツを履き終えると、男は顎を軽く動かし、「続けろ」と無言で促した。理佐は壁からネグリジェを手に取り、頭からかぶった。薄いシルクが彼女の体を滑るように包み込み、柔らかな胸の膨らみや腰のくびれを際立たせ、レースが肌に軽く触れる感触が彼女を震わせた。ネグリジェの裾は彼女の太ももを軽く覆い、透ける生地がほのかに肌を覗かせていた。
男は満足そうに目を細め、理佐の姿をじっくりと眺めた。その視線には、理佐を自分のものとして完全に支配したいという執念が宿っていた。彼はゆっくりと立ち上がり、理佐に近づくと、彼女の肩に手を置いた。太く節くれだった指先がネグリジェの滑らかなシルクを撫で、肩から腕へとゆっくり滑らせた。その手は理佐の腰に移動し、力強く引き寄せると、彼女の体を自分の筋肉質な胸に密着させた。男の息が理佐の首筋にかかり、熱い吐息が彼女の肌を震わせた。「綺麗だ」と男が呟き、その声には欲望と征服感が混じっていた。男は理佐をソファに押し倒し、カーペットの柔らかな感触が彼女の背中に広がった。ネグリジェの裾をたくし上げ、彼女の白い太ももを露わにすると、男は膝をつき、理佐の内腿に顔を近づけた。男の熱い吐息が彼女の肌を撫で、彼女の体が微かに震えた。男の舌が内腿の柔らかな肌をゆっくりと這い、湿った感触が理佐の神経を刺激した。舌先が内腿の内側を丁寧に舐め上げ、時折軽く吸いながら赤い痕を残した。男の指が内腿を撫で、爪が軽く肌に引っかかる感触を残しながら、ゆっくりとクリトリスに到達した。男の指先がクリトリスを優しく撫で、円を描くように動くと、理佐の体が電流に打たれたように跳ねた。男はクリトリスを親指と人差し指で軽く摘み、ゆっくりと圧をかけて擦り、時折舌で湿らせてさらに滑らかに刺激した。理佐の体は熱くなり、喉から抑えきれない喘ぎ声が漏れ、彼女のショーツは湿り気を帯び始めた。男は理佐の反応を楽しみながら、クリトリスを執拗に愛撫し続け、彼女の体を快楽の波で満たした。
男はやがてショーツを乱暴に引き下ろし、理佐の足を大きく広げた。彼女の心臓は激しく鼓動し、羞恥と期待が交錯した。男は全裸で、硬く張り詰めた男根が理佐の視界に飛び込んできた。彼は理佐の腰を両手でしっかりと掴み、ソファの端に引き寄せると、自身の男根を彼女の入口に押し当てた。理佐の体は緊張で一瞬硬直したが、男の熱と圧力が彼女の内部に侵入してくると、鋭い感覚が全身を貫いた。男は焦らすように自身の先端をわずかに進めては引き戻し、理佐の反応を観察した。彼女の吐息が乱れ、ネグリジェ越しに胸が上下するのを見ながら、男は満足げに唇を歪めた。そして、ゆっくりと、しかし確実に自身を深く押し進め、理佐の内部を完全に満たした。その瞬間、理佐の口から抑えきれない喘ぎ声が漏れ、男の硬さと熱が彼女の体の奥深くに響いた。男の腰が彼女の太ももに密着し、ネグリジェの薄い生地が二人の肌の間で擦れる微かな音が響いた。理佐の体は男の侵入に順応するように震え、彼女の意識は一瞬白く霞んだ。
男は理佐の腰をしっかりと固定したまま、腰を動かし始めた。最初は緩やかに、彼女の新しい姿を味わうように、自身を引き抜き、再び深く突き入れる動作を繰り返した。カーペットの上で理佐の体がわずかに滑り、ネグリジェの裾が乱れるたびにレースが彼女の肌を軽く刺激した。男の動きは徐々に速さを増し、力強いリズムで腰を打ちつけた。理佐の体は男の動きに合わせて揺れ、彼女の内部を擦る男の硬さが、鋭い快感の波を次々と生み出した。男の太い手がネグリジェ越しに彼女の胸に伸び、レースの感触を楽しみながら強く揉みしだいた。男の掌が胸の柔らかな膨らみを包み込み、親指がレース越しに乳首を探り当て、円を描くように動かした。指が乳首を摘むように圧をかけ、時折強く押し込むと、理佐の体が電流に打たれたように跳ね、喘ぎ声が高まった。男はネグリジェの肩紐をずらし、直接肌に触れると、指先で乳首を軽くつまみ、擦りながら彼女の反応を観察した。男の唇が理佐の首筋に押し付けられ、荒々しく吸い上げるたびに湿った音が響き、彼女の肌に赤い痕を残した。腰を動かすたび、ネグリジェの薄い生地が擦れて微かな音を立て、男の動きに合わせて理佐の体が揺れた。男は時折動きを止め、理佐の顔を見つめて彼女の喘ぐ表情を観察し、そのたびに満足げに唇を歪めた。彼の手は理佐の腰を掴み、彼女をさらに深く引き寄せると、力強いリズムで結びつきを繰り返した。
理佐の心は奇妙な幸福感に満たされていた。男の熱が彼女の体に流れ込むたび、まるで新婚初夜を過ごしているかのような錯覚に囚われた。ネグリジェを着た姿で男に求められている自分を想像すると、胸が幸せで一杯になり、同時に健太との未来を捨てた罪悪感が疼いた。男の荒々しい愛撫と情熱的な結びつきがその痛みを上書きし、理佐は目を閉じて感覚に身を委ねた。男はさらに彼女のクリトリスを探るように指を這わせ、ネグリジェの裾を乱暴に引き上げ、太ももを撫でながら指先で優しく、時に強く圧をかけた。指がクリトリスを軽く摘み、円を描くように動かすと、理佐の体が震え、熱い波が広がった。男はその反応を楽しみながら、指を執拗に動かし続け、彼女の声を誘った。
男の行為は、理佐の心と体を完全に奪い、彼女が健太との結婚を捨てた瞬間を自分の勝利として味わうためのものだった。ブライダルネグリジェを着せたのは、理佐が別の男のために用意したものを自分が汚し、奪うことで、彼女の人生を上書きする象徴だった。男の動きには、理佐を自分のものとして刻み込む執念が込められていた。理佐は男の腕の中で喘ぎながら、自分の体が彼を求めていることに逆らえない自分を感じていた。彼女の心は幸せと罪悪感の間で揺れ動きながらも、男の熱に溺れていくしかなかった。部屋には、男の荒々しい息遣いと、理佐の抑えきれない喘ぎ声、そしてネグリジェの薄い生地が擦れる微かな音だけが響き合い、夜は更けていった。
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