それからというもの、毎晩、監禁部屋の鉄扉が開く音が久美の耳に届くたび、彼女の心は期待に震えた。男――組織のボス――は、夜の闇に紛れて彼女のもとへ現れ、その巨躯で彼女を圧倒した。彼の意図は変わらない。久美を完全に自分のものとし、彼女の身体と心を快楽の虜にすることで、彼女の過去の誇りや抵抗を跡形もなく消し去ることだった。だが今や、それは単なる支配を超え、男自身が彼女の反応に魅了され、彼女を求める儀式となっていた。
男は毎晩、異なるアプローチで久美に近づいた。ある夜は、彼女の両手を鎖ごと壁に押し付け、荒々しく唇を奪いながら彼女の中に入った。熱い吐息と汗が混じり合い、男の太い指が彼女の腰を強く掴むたび、久美の身体は新たな悦びで満たされた。彼は意図的に彼女の敏感な部分を探り当て、挿入の角度を微妙に変えながら、彼女が喘ぐ声を聞き逃さなかった。久美の身体は、もはや彼の動きに抗えず、挿入されるたびに熱い波が全身を駆け巡った。彼女は毎夜、その感覚に溺れ、夜が訪れるのを待ち望むようになった。
「こんな身体になるなんて…」と、久美は自分自身に驚嘆した。かつての捜査官としての冷静さは遠く、彼女の肉体は男の手によって目覚め、信じられないほど敏感に変わっていた。男はそれを意図していたのだ――彼女を快楽の虜にすることで、彼女の自我を再構築する。彼は彼女の耳元で「俺に感じる身体にしてやる」と囁き、行為のたびにその言葉を証明した。ある晩、男は久美を膝立ちにさせ、後ろから彼女を抱き寄せた。鏡張りの壁に映る自分の姿を見せながら、彼はゆっくりと挿入し、彼女の首筋に歯を立てた。久美は自分の喘ぐ姿に羞恥を感じながらも、身体が悦びで震えるのを止められなかった。
男は新しい体位を試すたびに、久美の反応を細かく観察した。彼の意図は、彼女の身体の隅々までを知り尽くし、彼女が最も感じる方法を見つけ出すことだった。ある夜、彼は久美を床に仰向けに寝かせ、彼女の脚を大きく広げて肩に担いだ。ゆっくりと、しかし深く挿入しながら、彼は彼女の表情をじっと見つめた。久美の身体が弓なりに反り、震えが止まらないのを見て、男は満足げに唇を歪めた。さらに別の夜、彼は彼女を四つん這いにさせ、後ろから力強く腰を打ちつけた。そのたび、久美の口から漏れる甘い声が部屋に響き、彼女の身体は熱い痙攣に包まれた。
男の行為は計算され尽くしていた。彼は挿入の速度や深さを意図的に変え、時には焦らすように浅く動き、時には一気に奥まで突き上げることで、久美の欲望を極限まで高めた。彼女が「もっと…」と懇願する声が聞こえるたび、男は彼女の髪を掴み、耳元で「俺だけでいいな」と低く囁いた。彼の意図は、久美の心に自分だけを刻み込むこと。彼女が他の何も考えられなくなるほど、快楽に支配されることを望んでいた。
毎晩の行為が続くうち、久美の身体は男の手によって完全に調教されていった。挿入されるたびに新しい悦びが溢れ、彼女は自分でも信じられないほど淫らな反応を示すようになった。夜が来るたび、彼女の目は男を求め、身体は彼の触れる前から熱を帯びていた。男はそんな久美を見て、静かに笑った。彼の意図は完璧に果たされつつあった――久美はもう、彼の与える悦びなしでは生きられない女になっていたのだ。
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