渋谷のセンター街は、真由美にとってまるで別世界だった。友達の「そこに行けば男の子に声かけられるよ」という言葉が耳に残り、彼氏が欲しいという切実な願いが彼女を駆り立てていた。学校帰り、セーラー服のまま電車に揺られ、春の夕暮れの雑踏に降り立つ。白いセーラーカラーに映るネオンの光が、彼女の胸をざわつかせていた。
歩き始めて間もなく、大学生らしき長身の男が近づいてきた。「ねえ、可愛いね。一緒にどっか行かない？」と軽やかな声で誘う彼に、真由美は一瞬目を伏せた。知らない男、知らない誘い。でも、心のどこかで疼く期待が「うん」と小さく頷かせた。男は満足げに笑い、彼女を路地裏へと導いた。細い道の先に現れた小さなカフェで、二人は向かい合って座った。おしゃべりが始まり、彼の軽妙な話に真由美が笑うと、男の手が突然彼女の膝にそっと置かれた。驚いて顔を上げると、彼は悪戯っぽく目を細める。その手は、ためらうことなくスカートの裾を滑り上がり、太ももの内側をゆっくりと這う。真由美の心臓は激しく鼓動し、頬が火照った。恥ずかしさと好奇心がせめぎ合い、彼女は拒むべきか迷いながらも、その大胆さに抗えず身を任せてしまう。
やがて彼は「俺んち、すぐそこだから」と囁き、真由美をアパートへと誘った。歩きながら、彼の手は彼女のお尻に伸び、柔らかな曲線を何度も執拗に撫で続けた。セーラー服のスカート越しに感じるその感触に、真由美は慣れない羞恥を感じつつも、体が熱くなるのを抑えられなかった。彼の手はまるで彼女を所有するように動き、真由美はその強引さに怯えながらも、どこか心地よささえ覚えていた。
アパートに着くと、狭い部屋が目に飛び込んできた。トイレとお風呂、台所が窮屈に並び、布団は万年床で乱雑に敷かれたまま。だが、そんな些細なことは気にならなかった。ドアが閉まる音が響いた瞬間、男は真由美を布団の上に押し倒した。彼女の小さな悲鳴を飲み込むように、彼の唇が重なり、舌が強引に絡みついてくる。熱く湿ったキスに息が詰まり、真由美は目を閉じてその感覚に溺れた。男の手はセーラー服のボタンを一つ一つ外し、露わになった白い肌を丁寧に撫で回す。指先が胸の膨らみをなぞり、腹を滑り、やがて下着越しにクリトリスへと辿り着いた。彼の指は驚くほど優しく、円を描くように愛撫を繰り返す。真由美は初めての感覚に体を震わせ、声にならない声を漏らした。恥ずかしさと快感が混じり合い、彼女の頭は混乱で真っ白になる。それでも、彼の指が与える甘い刺激に抗えず、腰が勝手に小さく動いてしまう。
たっぷりと時間をかけて愛撫した後、男は彼女の脚を広げ、自分自身をゆっくりと真由美の中へと沈めてきた。それは想像を遥かに超える大きさと硬さで、熱を持った塊が彼女を満たしていく。最初は痛みが走り、真由美は眉を寄せて小さく喘いだ。だが、男が優しく腰を動かし始めると、痛みは徐々に薄れ、代わりに全身を包むような悦びが広がった。彼の動きは時に激しく、時にゆっくりと変化し、真由美の体はそのリズムに翻弄される。男の手が彼女の腰を掴み、髪を撫で、唇が首筋に触れるたび、真由美は自分が愛されていると感じた。胸の奥が幸福で膨らみ、涙が滲むほどの喜びに震えた。行為が終わり、彼がそっと抱きしめてくれる瞬間、真由美はこれが愛だと信じた。
家に帰り、一人で布団に潜り込むと、真由美の体はまだ熱を帯びていた。彼に挿入された感触、愛撫された記憶が鮮やかに蘇る。太ももに残る彼の手の感触、硬く熱いものが彼女を貫いた瞬間が脳裏を支配し、体が疼いて仕方なかった。暗闇の中、彼女はそっと自分の肌に手を這わせ、彼の触れ方を追い求めるように指を動かした。愛された喜びと孤独が交錯し、真由美の心は彼を求め続けていた。
ページトップ >>2.翌日真由美は男のアパートに行って夕食を作り至福の夜を過ごす
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